1月の全体会

2013.01.31 Thursday 09:13
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    寒い日も続いていますが、一歩一歩春が近づいています。
    本年も宜しくお願い致します。

    平成25年、初めの全体会の研修テーマは、
    「オムツ勉強会」 としまして、株式会社ウェルファン (徳山様)、
    ユニチャーム株式会社
    (石井様、金子様、関根様)より、講義、実技を交え
    解り易く教えて頂きました。


    今日から、あなたもオムツマスター をモットーに今回も多数の参加者と
    暖房も要らないほどの暑い熱気で、行われました。




    まず、利用者様の特徴、オムツの当て方、商品の説明、特性当て方のコツ等
    ご講義頂きました。
    目から、うろこが落ちる、内容で明日から役に立つもので、特に、
    1、ギャザーの機能を生かす
    2、最も吸収する箇所に当てる
    3、隙間を作らない
    4、ずらさない

    といった、様々なポイントを教えて頂きました。


    続いて、排泄診断士の専門家による吸収力の比較と自動採尿器の実演をして頂き、
    解り易く目で見て、触って、驚きながら学ぶことが出来ました。
    (昨年度に 当社 田村相談員より わかりやすい研修会も有りましたが、
     改めて感動があったようです。)


    パッドの2枚重ねと一枚だけのときの吸収力の違いについて実演で、
    利用者様のご家族でよくやっておられる方もおられましたが、





    自動採尿器の実演にて、パッドにセンサーが付いています。





    いざ、色の付いた水で実験すると



    静かな音と共に、すいすいと吸収されて行きます。








    そして、一番のメインイベント、オムツ体験、介護実技に移り、4つのグループに別れ
    更に熱気と笑いも交えながら、講習することが出来ました。




    ユニチャームの排泄診断師 様より 見本を見せて頂き、





    やはり、服を着ていてもかなり 恥ずかしいものです、との感想も有り、
    実際に体験してみても,そのように感じました。



    また、一般に売られているオムツには、パッケージにサイズ、介護度表示が有り、
    状態に合わせたものが選べるようになっております。


    専門家による新しい視点とポイントで、ご講義頂き、ありがとうございました。



    本日は、大変お忙しいところ、たくさんの講師様お越し頂き、熱のこもった講義を頂き、
    本当に勉強になり、明日からの訪問に活かしていきます。
    遠方よりお越し頂き、採尿器やたくさんのパッド、紙おむつ、パンツその他の物品をご用意頂き、
    スタッフ一同、重ねて感謝いたしております。

    ところで、今月も新たな仲間が加わり、巷では様々な物が流行していますが、
    更に力をつけて、利用者皆様へ、心のこもったサービスや支援が出来るようチームワークで
    取り組んでいきたいと思います。

    (より良い援助が出来るよう訪問介護員が出来るサービス内容についての
     情報提供、共通理解のお知らせや個別カンファレンス、ミーティングを行っております。)






    体調管理と風邪など引かぬよう皆様ご注意くださいませ。

    (文:ようやく風邪が治った志賀)







    久しぶりに… 独り言…

    2011.09.17 Saturday 19:00
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      社会保障審議会介護給付分科会の中で、ケアマネの資質の向上に
      関する議論があったと聞いた。

      厚生労働省が行なったケアマネについてのアンケート調査結果にも
      とづいて議論があったようだが、余りにも調査書の回収率が悪く(12%)
      意図した結果?(最初から意図するのもおかしいと思うが…)とは違い、
      看護師の医療系ケアマネと福祉系ケアマネに質の差が出なかったよう
      だ。

      ここで言う『質』と言うのがボクには良く分からない。
      医療系でない、福祉系のケアマネは『家族の言いなりで介護保険は
      言いなり保険』だと言う議論もあったように聞く。このあたりの事を言っ
      て『質』と言うのだろうと思うが…!

      そう言えばボクの周りでも『質』の向上なのか?
      家族の困りごとより『制度としての介護保険のあり方』を大上段に構えた
      人たちが増えているように思う。
      よりによって、保険財政(財源)にまで言及して来る正義感の強い(ボクに
      はバカにしか見えないが)ケアマネまでいる。

      いつから、ケアマネは役人(政府)の代弁者になったんだろうと思う。
      ボク等の住む青梅市はケアマネ教育(洗脳)が進んでいて、お上の思う
      つぼにはまってしまうんじゃないかとさえ思う。

      しっかりとした、正しいアセスメントに基づいたプランも決して出来ている
      とは言いがたいケアマネでも、何故か、この流れに乗ってサービスを
      抑制することが、あたかもケアマネの『質』の向上であるかのように思っ
      ている。

      利用者の思いはもとより、家族の思いや、家族の困りごとに耳を傾けること
      は悪いことですか?

      制度の主旨(総論)を盾にして大上段に構えるより、制度の内容(各論)に精通
      して、活用するケアマネさんがボクにとって良いケアマネです。

      誤解しないでくださいね!ボクがいっているのはジャブジャブのプランを立て
      ろと言ってるんじゃないいんです。
      しっかりと介護保険の仕組みを理解して、利用者本位のプランが立てられる
      ような知識と情報を持ってこそと言うことなんです。

      少なくても、財政がどうのこうのと言うのはあなたの仕事ではないはずです。
      財政が悪いから必要なケアも出来ないのなら、国(政治)が解決すべきです。

      ボクが何年か先に介護保険を使うようになったら、
      お役人やお国の代弁者でなく、いろいろな制度や仕組みに精通して、ボクや
      ボクの家族に『得』を与えてくれるケアマネにお願いします。
      あえて『得』と言う言葉を使いましたが、あたかも利用者が『得』することは
      悪いことのように思うケアマネが居るからです。

      『得』は、安心で、安全で、安楽なこと!
      だから、利用者に『得』を与えてくださいね! ケアマネさん!

      それと、正義は常に規則や法律の中にある訳では無いと言う事。
      その時の経済状況や社会状況によって変わる規則より、自分の
      心の中にある正義を大切にしていきたいですね。

                                               岡村

          














       

      ヒューマンケア武蔵村山さんを見学してきました

      2010.07.23 Friday 17:01
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         私たち福わ家のグループホームも着々と工事が進行しつつあります。

        開設目標は10月半ば。もう間近です。
        今まで小規模多機能で培った方向性を土台にしつつ、「小規模+グループホーム」という形の強みを生かした地域の認知症高齢者の人生設計の支援をするには…?日々そんな事を考えています。

        それにはとにかく、多くの情報を見聞きして自分たちの体に叩き込むことだ!
        いろんな施設・いろんな考え方に触れてみたい!

        そこで、福わ家と同じ形態でのサービス提供を開始されているご近所さんを見学させていただくことになりました。「ヒューマンケア武蔵村山」さんです。

        http://www.e-humancare.info/musashi-murayama/index.html

        こちらの管理者の下地さんはとても熱い。
        そして生き生きと、楽しそうにグループホームでの取り組みを聞かせてくださいました。
        1月からスタートした小規模多機能とグループホームが一体となった施設。

        うわっ
        写真で見るとさらにゴージャス。
        映っているのはまだ入居者のいない3階の食堂です。細かい備品についての配慮まで、丁寧に、そして熱く説明してくださいました(左側のスラリとしたGUYが下地さん、右のポッチャリしたおっさんが私です)
        奥の窓からは、夏には花火が見えるとか。うらやましい。周囲に高い建物が少ないので、非常に見晴らしの良い、開放的な施設。

        こちらではすでに地元の小学生との交流を行っていて、ご入居者と小学生の創作物の交換などを行っているそうです。七夕の飾りつけを小学校へ寄贈しに行かれたときの写真を見せていただきましたが、入居者さんたちと子どもたちの表情がピカピカしてました!

        「とにかく入居者さんに笑ってほしい、楽しく生活してほしい」という下地さんの情熱に、今回同行したスタッフの井上もめっちゃ共感したようです。なにか心のなかで大切な確認作業が出来たんじゃないでしょうか。



        チビとノッポ
        福わ家の井上(左)と、ヒューマンケアの下地さん(右)

        お土産にナント、
        .劵泪錺螳豎堯覆錣兇錣郷¬敞まで用意していただきました)
        △蕕辰ょうの苗
        Nしそうめんの竹(ちょうど欲しかったから超ラッキー!)
        を頂きました!

        いい人だー!下地さん。
        わりと近いし、これからも良い交流ができればと思います。

        ヒューマンケア武蔵村山のご入居者様、おじゃましました。
        (おやつのたこ焼きおいしそうだったなあ。)
        ホーム長様、下地様ご協力ありがとうございました。

        坂本






        再び!地域密着型サービス事業者連絡会

        2010.06.21 Monday 23:55
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          5月19日に成立できなかった東京都地域密着型サービス事業者連絡協議会 の
          臨時総会が6月21日今度こそ信濃町の東医健保会館で19時より行なわれ
          ました。(前回中野ZEROホールの所、東医健保会館へ向かった男がいました)

          今回は前回承認されなかった議案書の承認と今年度の役員の選挙が有りました
          が、活発な意見交換など有意義な総会になったと思います。

          当日は41人の議決権者と41枚の委任状があり、82法人による議決で平成22
          年度の活動方針や運営委員のメンバーが決まりました。

          そこで、岡村が感じた事!この連絡会は、北〇鮮でなくて良かったって事!!!
          普通に意見の交換が出来て、反対意見もあってお互いを認め合って終わったよう
          に思えたから。
          今までは、拍手で議事の賛否を諮っていたが、今回は反対意見を聞いて、挙手に
          よって何人が賛成で何人が反対かが明確になりました。

          これが、普通ですよね!ただ、正直言わせてもらえば、議事進行する議長が折々
          私見に近い発言をする事が気になりました。



          そんなわけで

              こんなかんじ

                      
          で〜す!



          挙手により議決が承認された所です。(前の方で真っ直ぐ腕を伸ばして
          いるのが、私どもの代表です。腕の上げ方にも、性格が出ています!)


           

          和田代表による挨拶や,今度みんなの党から参議院に立候補する田中まさえ
          さんからのお話がありました。
          田中さんは特養の施設長など、法人の統括本部長として運営に参画している
          方で、今回『東京の介護報酬の地域係数を是正して介護サービスの質の向上
          を図る』為の取組みを先頭になって行なっている、私達には強い見方です。

          *この件に関する自分の思いは又別の機会にブログに書き込みます。




          ずらり勢揃いした22年度運営委員の皆様です。 左右入りきれなかった方
          ごめんなさい!



          でも、しっかり…

          小規模の面々は別枠でご紹介しますよ!




          右から みなみだいらの来島さんBブロック長です。
          真ん中の二人はいつもセットの秋山さんと佐戸さんです。
          秋山さんはAブロック長に佐戸さんは小規模多機能部会の副部長です。

          さっき、腕を誰よりも垂直に挙げていた男 井上信太郎が小規模多機能部
          会の部長になりました。

          こんな訳で、平成22年度の東京と地域密着型サービス事業者連絡協議会
          無事終わりました。

          協議会後もグループホームの面々が隣で生で乾杯をしている時も、

          我らが小規模グループは今期の活動スケジュールなどを飲みながら
          打ち合わせ!今度の部長は厳しいぞ!!!

          夜勤明けからこんな遅くまで      お付き合いの
          来島さん早く休んでくださいネ!!顔色まっしろでしたヨ!!


          ま〜あ ヨカッタ!ヨカッタ!            心のひろば 岡村











           

          超高齢社会とハードロック・ライブ

          2010.03.12 Friday 22:46
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            さて、問題です。

            世界で一番売れたレコードと言えば、マイケル・ジャクソンの「スリラー」5900万枚が有名ですが、では世界で2番目に売れたレコードは何でしょう!?



            答えは、
            AC/DC(エーシーディーシー)の「バック・イン・ブラック」4200万枚。

            AC/DCは、70年代から今日まで活動を続けている老舗ロックバンドです。



            3月12日、僕はそんな偉業を持つAC/DCの来日公演を観にいきました。
            ええ、一人ぼっちでね。

            たしか1973年結成(僕よりも1コ上)なので、今年結成36年目。
            看板ギタリストのアンガスは54歳ですが、プレイからは全く年齢を感じさせません。
            最初から最後まで、バラードが一曲も無く、ず〜っとハイテンションが続きます。

            これをもうすぐ60歳になろうかというオッサン達が演奏しているかと思うと圧倒…

            圧倒されつつも、
            ライブ中盤で僕は、斜め前の席にいる男性に目を奪われました。

            なんとその男性、耳掛け式の補聴器をしていたんです。
            …年のころは、60歳半ばといったところでしょうか。

            そして、両脇には中学生くらいのお孫さん?らしき若い男の子と女の子が。
            お孫さんに誘われてきたのでは無いことは明らかです。
            だって男性自ら拳を振り上げて英語のサビを歌っているのですから。
            「カッコイイ!」
            僕はとてつもなく嬉しくなりました。



            僕は70年代の音楽を好んで聴くのですが、この頃から世界のポピュラーミュージックは爆発的に多様化していきます。すなわち、それは人それぞれの生活や趣味・嗜好も爆発的に多様化していることを示していると想像できます。

            70年代に青春時代をすごした、こんなにも文化的にバラバラな人たち。
            (まあ自分たちも含まれているのですが)
            こんな人達を、一まとめにケアしていく事ってかなり無理があるってことに改めて気付かされます…。

            僕は、たかだか1人分の35年を生きただけの男です。
            それっぽっちの人間が、多様化した青春時代をすごした認知症になった人たちの、「その人らしい生活」なんて、どうやって支援するの?ちょっと荷が重すぎやしませんか?


            ちょっとまて。荷が重いなんて言ってられないんだ、立場上。

            じゃあもし自分だったら…僕が認知症になったらその時は、まずどうしてほしいか考えよう。
            う〜ん………
            ………そうね。
            まず、AC/DCが好きで、ライブに行って楽しかったって事を誰かに聞いてほしい。
            そしてAC/DCについて、大好きな70年代のロックについて語りたい、それにまつわる思い出を小一時間語りたい。なんどでも。
            それが、僕自身をまず知ってもらうために必要なこと。

            僕がもし、話せないような状態になっていたら家族に聞いて欲しい。
            「坂本さんは昔、どんなことが好きだったんですか?」って。

            ところが息子がこう言う。
            「父が何を好きだったのか、良くわかりません」

            …これじゃあちょっとさみしい。
            そう考えると、AC/DCのライブで見かけた男性のように、孫や息子を自分の趣味につき合わせるのも大切な時間なんだろうな。



            thank you! AC/DC!


            義母(マツエさん)がぼけた 5

            2010.02.28 Sunday 20:59
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               認知症という病はもはや本人の問題だけではない。

              家族、親せき、友人、同僚、
              行きつけのスーパーや散髪屋さん。
              その他にも隣近所の住人から消防、救急、市役所に至るまで、
              本人以外のすべての人の問題となっている。


              5年ほど前に義母のマツエさんにもこんなことがあった。

              マツエさんが板橋の団地で一人暮らしをしていたころ、
              我が家に待望の二男が誕生し、
              久々に家族全員で僕の家に集まる事になった。

              昼前には皆揃う予定だったのだが、
              待てど暮らせどマツエさんは一向にやって来ず。
              待ち切れずに簡単に昼食も済ませ、
              もう来ないのかとあきらめかけた時に、
              ケロッ!とした表情でマツエさんは現れた。
              既に時刻は午後4時を超えている。

              元々ちょっと時間にルーズだったマツエさんだったが、
              遅れた理由を聞いてみると、「駅が昔と違っとった」とか、
              「すごい人やったけ、すいとる電車が来るのを待っとった」等
              言い訳をしてその場を切りぬけようとするが、
              約6時間の遅刻となるとさすがに義父も
              そして僕らも苛立ちを通り越し不安を覚えていた。
              その日のうちにマツエさんは帰宅する予定だったが、
              やっとの思いで来たマツエさんを
              わずか数時間で返すには心苦しく「今日は泊って下さい」と、
              初めて我が家に泊まってもらうことにした。
              それなりにお互いの近況報告や昔話などでその夜は更け、
              マツエさんは翌日の午前中には
              僕たちの心配の声に耳を傾けるでもなく、
              いそいそと帰って行った。


              しかしその日の物語はそれだけではなかったようだ。
              何日かたって、妻が数件離れたご近所さんに
              「井上さんちっておばあちゃんいるの?」と聞かれた、
              あの日の早朝、マツエさんはご近所さんのお宅の
              2階の寝室にまで上がりこみ
              「ここは井上さんちじゃなかったですかね?」と
              就寝中の奥さんに尋ねたそうだ。
              びっくりした奥さんはここは井上家ではないですよと
              マツエさんに告げると、
              マツエさんはどうもどうも失礼しました、
              といった感じで出て行ったそうだ。

              しばしさ迷ったのか、
              あるいはまた他のだれかの家に
              上がり込んだのかは分からないが、
              どうにかこうにか我が家に辿り着き、
              その日は何事もなかったような顔をしていた。

              よくよく考えるとあの日の朝、
              マツエさんは「朝早くに孫が出ていったけ
              心配で探しに行ったっちゃ、ついでに散歩をしてきた」
              とありえない話を娘にしている。


              この時のマツエさんのおかしな行動は、
              たまたま顔見知りのご近所さんとの笑い話で済んだのだが、
              毎日の様に同じことが繰り返されては
              ご近所さんもたまったものではないだろう。

              こんなことが頻繁に起こってくると
              警察や消防のお世話になる事となり、
              ブラックリストに名を連ねる。
              そして、あの人はおかしな人だとの不名誉な評判が上がり、
              やがて社会生活不適応にて地域生活の継続に黄信号が灯る。

              社会生活の中で様々な不適応を起こす認知症の人だが、
              裏を返せば私たちが適応しようと
              努力しているかどうかが問われる所だ。

              高齢者の
              10人に1人が認知症になると言われている今、
              問題は本人だけのものではなく、
              地域住人である私たち一人ひとりが、
              いずれ自分が迎える高齢期の事として
              考え始める時が来たのではないだろうか。



              あの日マツエさんは板橋の自宅に帰るのにも
              相当の時間をかけて帰ったようだ。
              おそらく、通りすがりの人や駅員さんや
              色んな人の助言あったに違いない。

              それは確かな人々の“支え”であり、
              そのおかげで、どうにかこうにか帰ることができたのだろう。
              人間と人間の一期一会の様な触れ合いが、
              マツエさんの自立を支えてくれたのだと感謝している。


              井上信太郎

              義母(マツエさん)がぼけた 4

              2010.01.11 Monday 20:24
              0
                 

                『認知症って怖いな〜』と思っている人は多いと思う。

                しかし、「どのように怖いの?」と問いかけると、
                多くの人が戸惑い、どう答えて良いのか分からないようだ。

                ある人が「認知症になると何にも分からなくなってしまう」
                とか「何もできなくなってしまう」
                と言っていたが、僕はそんなことはないと思う。

                日頃から認知症の人と接しているが、
                何も分からないし、何もできなくなってしまった
                という人を未だにお目にかかったことがない。




                義母のマツエさんは、重いアルツハイマー病を患い、
                認知症の状態にある。

                『義母(マツエさん)がぼけた き◆戮砲盖載をしたが、
                入居先の老人ホームに面会に行った時も、
                「お義母さんお久しぶり!僕の事わかる?」
                との問いかけに対し、「あたしゃ何もわからん」とか
                「何もできん」などと言っていた。
                確かに、過去の記憶の大半は喪失し、
                すでに娘の名前も顔も覚えてはいない。


                しかし、4歳の孫に対してはちょっと違う。

                近所の喫茶店に行った時のことだが、
                しわだらけの顔をさらにしわくちゃにして
                大人には見せないような愛嬌のある笑顔を作り、
                孫に対して
                「お腹すいたん?これ、ばあちゃんの・・・・
                これ、なんやったかね?これ食べんね?」
                と、赤子をあやす様な高い声で、
                手元の食べ物を孫の口に運んであげようとする。
                それが何でフォークを使って食べるという事は忘れかけていても、
                小さな子供の喜ぶ甘い食べ物という記憶は確かにあったのだろう。

                幼い子供を見たときに、
                安全を見守りながら何か食べ物を与えようと思い立ち、
                手に持っていた甘くておいしい物を
                差し出そうとするその行為は、
                その昔、私たちを生み育てていた時の
                母の優しさそのものであり、
                小さな命を守ろうとする懸命な行為ではないだろうか。

                どんな病気も甘く見るべきではないが、
                マイナス部分だけに囚われることもないだろう。

                アルツハイマー病とは一度蓄えた記憶が少しずつ無くなり、
                新たな記憶をすることが困難な状態のことである。
                マツエさんもやはり記憶は失われつつあるが、
                そんな中にもしっかりと母心は生きており、
                人として、母としての役割を果たそうとしていたのだ。


                認知症になると失うものばかりが目につきやすいが、
                すべてを失うわけではない。
                むしろ“心”は雑念から解放され、
                研ぎ澄まされているようにさえ見えることがある。

                 




                いずれ僕も認知症になるかもしれない、
                確率は今の認知症発症率からすると約10分の1だ。

                さて、もしも僕が認知症になったとして、
                僕を見守る周囲の人に対して何かを差し出したり、
                与えたりすることができるだろうか。

                マツエさんがあたりまえのように
                目の前の子どもにケーキを分け与えようとしたように・・・。


                僕にはムリかな?くいしんぼうだから。



                井上信太郎

                2010年! 新年のご挨拶

                2010.01.01 Friday 08:00
                0
                  新年明けましておめでとうございます。
                  本年もどうぞ“心のひろば”をよろしくお願いいたします。

                  さて、今年は2010年です。
                  公的介護保険制度が施行されたのが2000年でした。
                  有限会社心のひろばが設立されたのも2000年です。

                  介護保険制度とともに、歩んで来た我が社ですが、
                  高齢者や障害者の在宅生活を支えるお手伝いをさせていただいて
                  はやくも10年の月日が経ちました。

                  私たちにできることは何だろうか?
                  地域から必要とされるためには何をすればよいのだろうか?
                  など、自分自身への問いかけに加え、
                  当事者からの学びや、地域の声に耳を傾けることで
                  “地域”と“人”に密着した、
                  “心のひろば”らしい、充実した日々を送ることができました。

                  いつも思うことですが、会社が育つのは人が育つのと同じで、
                  様々な人の関わりがあって、
                  関わった人、一人ひとりが自分自身の役割を果たし、
                  やはりそこには“理想郷”があることが大切だと思うのです。

                  私たちの10年の歩みは、まさにお客様であるご利用者様と、
                  お手伝いさせていただく我々スタッフが
                  共に歩んだ“理想郷”へのかけがえのない軌跡だと思います。

                  そして今後10年歩き続けることが重要!
                  まだまだ理想郷は遠いです。
                  新年早々気が引き締まります。

                  どうぞ皆様のお力と、声を心のひろばに届けてください。
                  そして、本年もこれまで同様、どうぞよろしくお願いいたします。




                  井上信太郎

                  義母(マツエさん)がぼけた 3

                  2009.11.09 Monday 21:16
                  0

                    義母(マツエさん)がおかしなことを言いだしたのが、平成8年ごろ。
                    今頃になって思う事は、
                    すでにその当時からアルツハイマー病を発症し、
                    社会生活との不適応が始まっていたのだろう。
                     

                    当時のマツエさんはお金のことばっかり言っていた。

                    「お父さんに用立ても、ちっとも返さん」にはじまって、

                    「○年の△月にこれだけ貸したのに、ぜんぜん返してくれん。」
                    というので、義父が
                    「この間返したやないか」というと、
                    「あれは×月の分で△月のはまだ返してもらっとらん」
                    など、最初はこの頃の不満から始まるが、
                    昔話が始まると手に負えない。
                    激しく感情を表すようになり、
                    話の着地点を意識しながら折り合いをつけることなどする由もない。


                    まあ、確かによく働いて、
                    夫に振り回されながらの生活だったと
                    悲観的な気持ちになるのもわからないではないが、
                    それにしてもそれほどまでに過去にこだわり、
                    一人暮らしに執着しなくてもいいではないかというのが、
                    周りを囲む人の総意だった。

                     

                    不思議というか情けない話、
                    認知症の方と日々接し、
                    誰よりも認知症のことを理解しているつもりの僕が、
                    “もしかしてマツエさんは認知症なのではないだろうか“
                    との疑いを持てなかったことだ。


                    認知症という病気はある日突然発症するかのように
                    思われているが、決してそんなことはなく、
                    本人の中ではもっとずっと前から変化が起きている。

                    それらのことはマツエさんからすると
                    誰にも悟られたくない事であり、
                    自分自身認めたくなかったに違いない。

                    だからこそ家族は
                    “少しずつの変化”
                    に気がつくことができなかったのだろう。

                    そのうち病気の進行とともに、
                    様々な不適応や不一致が本人のプライドを傷つけ、
                    現世から逃げ出したくなってしまったのかもしれない。


                    そのことが
                    「うちゃぁ、一人で九州へ戻ることにしたけ!」
                    となったのだろう。


                    このことはマツエさんにとっても
                    私たちにとっても悲劇だ。
                    なぜなら病気が原因でこんなことになったのに、
                    その病気に気づくことも向き合うこともせず、
                    一人の人間の“わがまま”として扱ってこられてしまったからだ。

                     

                    今になって思う。
                    認知症という症状は、
                    脳が壊れていく病気(マツエさんの場合アルツハイマー病)を原因としている。

                    脳が壊れることによって起こる
                    様々な生活障害もさることながら、
                    人々の関係性まで脅かす病気だ。
                    マツエさん本人にとっては辛い辛い数年だったに違いないし、
                    当然家族としてもどうしていいかわからない日々だった。

                     

                    この悲劇の中から僕はある使命感を持った。

                    それは今の仕事を通して
                    少しでも同じ悲劇を繰り返すことがないような福祉をすることだ。


                    さて、僕は何をすべきだろうか・・・
                    今自分自身に問いかけながら粒々辛苦の日々を送っている。





                    井上信太郎

                    幸せそうで変な顔のワケは…

                    2009.10.02 Friday 19:51
                    0
                       

                      はあ…

                      自分で見てもキッツイ顔してますね…
                      でも幸せそうでしょ?

                      10月号「ひろっぴーからの手紙」 (←※社内報)の下段にある写真を拡大したものがコレです。
                      見苦しくてすみません。ほんとにごめんなさい。

                      実はワタクシ、9月28日で35歳になりました。
                      ちなみにクロマティと同じ誕生日です!
                      この構えナツカシイ…



                      この記事を書いてるのが10月2日ですから、誕生日からすでに4日が経過しています。
                      では、今なぜ誕生日の記事なのか…?
                      実は昨日10月1日に、会社のみんなから手荒い(?)誕生祝をいただいたからなんです。


                      10月1日の昼ごろ、社長から私に電話がありました。

                      社長 「小沢君から、社長と課長(坂本)に話があるって言われたんだけど、何か心あたりは?」

                      坂本 「いや…特に変わりはないッスけど…」

                      社長 「そうか…とにかく、今日の18時すぎに時間をとってくれと言われてるんだけど?」

                      坂本 「そうですか…イヤ何事だろう…分かりました、空けておきます」

                      (小沢君に何があったのか?体調か?家族のことか?給料の値上げ要求か?)
                      この時点で、僕は彼からの相談内容は一体なんなのか、思い当たることはありませんでした。


                      そして夜、指定の時刻に
                      小沢くんと社長・坂本で面談。
                      ←コイツです。コイツメが小沢です。

                      相談の内容はとてもこのブログに書くにふさわしいモノではありませんでした。
                      彼の告白はこうです。

                      〜実は僕は〇〇で、
                        そのせいで△△が×になってしまい、
                        そのうえ私生活では最近◇◇…。
                        結局家族に愛想をつかされ、
                        連絡が取れなくなって数日が経つんです。
                        これからどうしたものかと…
                        とりあえず仕事を休ませていただけないでしょうか…〜

                      僕は驚きました。
                      好青年だと思っていた小沢君にそんな一面があろうとは!
                      家では◇◇だったなんて!

                      衝撃を受けつつも、この相談をなんとか処理しなくてはなりません。
                      まずは状況を把握しなくてはと思い、いくつか質問していたところに

                      パアン!パアン!
                             「わあ〜〜〜〜!!」

                      この重苦しい面談の空気を全く読めないヤツらが

                      ←この人たち!(写ってない人もいます)

                      クラッカーを鳴らして面接室に乱入してきたのです。
                      …ろうそくのついたケーキと一緒に。

                      この時「あ、この人たち自分の誕生日を祝ってくれてるんだな」と理解したのですが、 今はそれどころじゃない。

                        …だって!
                      小沢君の〇〇が×なせいで、
                      奥さんに逃げられてちゃってるんだから!……


                      … …… あれ?

                      そうです、そこでようやく私は小沢くんと社長も仕掛け人という事に気付いたのです。


                      小沢め…!ドッキリ大成功で最高の笑顔です。
                      もちろん、彼が〇〇で××になって奥さんが逃げたというのは真っ赤な嘘。
                      小沢くんの奥様には会社を代表してお詫びします。ごめんなさ〜い♪


                      頭がかなりパニクりましたが、とりあえず蝋燭を吹き消します!



                      しばらくボーゼンとしてましたが、
                      社員のみんなにこうして構ってもらえることが嬉しくもあり、
                      小沢くんの笑顔が腹立たしくもあり…

                      でもみんな、こうして祝ってくれてありがとう!
                      この借りはいつか倍にして返すからね〜!

                      ところで!




                      なんでブタなの?



                      このあと、羽村のアジ庵ガンジーでカレーを腹いっぱいご馳走になりました!
                      みんな、本当にありがとうね!



                      心のひろば 坂本

                      Calender
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